エリアについて

 

 

いくつもの時代を超えて、

大阪の暮らしが凝縮された界隈。

大阪市中央区龍造寺町素描

 

龍造寺_露地

 

 Ryuzoji_Roji

 

 

 

 

訪れた人は、

かならず

「始めて来た気がしない」と言う。

 

トンネル通路、石畳、

入り組んだ路地、そのまた裏手に路地、

まさに迷路。

 

 

昭和の時代にタイムスリップしたような

原風景が、

そこにはある。

 

 

 


 

 

織田作之助原作の映画「夫婦善哉」や

「桂春団治」のロケ地だったことは、

 その風情を今も

色濃く留めている所以である。

 

 


 

 

龍造寺の町名は、

肥前佐賀三十五万石の大名

「龍造寺政家」の屋敷が

あったことに由来する。

 

太閤秀吉の大坂城本丸に近い、

重臣の居住地として

整備されたところ。

 

 

 

 

さらに遡って、

5世紀に難波津が設けられると、

上町台地北部は物流拠点となり、

 

外交施設、

有力氏族の邸宅なども置かれ、

物作りも盛んになった。 

 

この地区では鍛冶、

ガラス小玉生産、

須恵器生産など、

重要な手工業生産の場であった。

 

 

 

 

21世紀の今日でも、

大阪の町屋のたたずまい、

人の温もり、癒しの地、

 

この界隈をいつまでも残したい。

 

本プロジェクトは、

そんな思いを実現する

活動拠点造りです。